印象深いフリースタイル(4A編)
この調子でいくと,いつまで経っても本題に入れないので,勢いで書いていく。
ヨーヨーにはダブルハンドストリング(3A),オフストリング(4A),カウンターウェイト(5A)といわれるプレイスタイルがある。この記事では私の印象に残るフリースタイルについて書いていく。
本来であれば,3A,4A,5Aの順番で書いていくのが良いのであろうが,3Aと5Aはあまり詳しくないので,4Aから書いていくことにする。
4Aはヨーヨーと糸を繋げずにプレイする部門である。中国ゴマ(ディアボロ)に似ている部分があるが,そういうふうに一般人に紹介すると烈火のごとく怒るプレイヤーがいるので,「中国ゴマに似ている」というのは禁句である。
まずはカミムラジュンヤ氏。最近の若いプレイヤーは知らないかもしれないが,彼がオフストリングに与えた影響はとても大きい。身体にかけないリジェネレーショントリックの先駆者。当時は,身体にかけるリジェネレーション(たとえばエイジリジェネ)が主流だった。選曲や服装もクールだ。なお,動画のタイトルが若干おかしいが,このことについて説明するのは煩雑なので,ここでは説明を割愛する。
そして,オフストリングヨーヨー界のレジェンド,マルヤマフトシ氏。個人的には2010年ごろのフリースタイルにおける荒々しさが特に面白い。
私は2007年~2012年春まで新潟に住んでいたので,マルヤマくんとはよく練習していた。新潟長岡ヨーヨー練習会のクリップビデオもたくさん作ったし,思い出深い。2011年,彼は日本2位に輝くが,惜しくも優勝を逃す。私たちは彼の優勝を心底,願っていたのだが……。
ちなみに,そのとき優勝したのはスギムラカズアキ氏。ノーミスで3分間フィニッシュ。圧巻である。
なお,このときの演技順だが,スギムラ氏のあとにマルヤマ氏の順番であった。スギムラ氏の演技に会場は興奮のるつぼ,一方,マルヤマ氏は会場の雰囲気に完全に飲まれてしまった。もし,演技順が違っていたら……。
私事だが,このあと私は関西に移住して,スギムラ氏と練習会で顔を合わせるようになった。私がスギムラ氏から学んだことは多い。余談だが,彼に刃牙とかマッスル北村とかを語らせたら止まらない(気になる人は調べてみると良い)。
何年か進んで,最近,すごいと思うのはハカマタタクミ氏。「リジェネレーションってそんなに簡単な技だったでしょうか?」と思ってしまう。ヤバイ。
フリースタイルではないけれど,もう一つオフストの動画を紹介。イワクラレイ氏。
2010年代前半の感覚では,ソロハムというジャンルがここまで競技レベルで実用化できるとは思えなかったので隔世の感がある。すごい。
本当はまだまだ紹介しないといけないプレイヤーがいると思うが,このあたりで止めておかないといつまで経っても終わらない。
次回は3Aと5Aについてまとめて紹介したい。