30代からはじめる2Aヨーヨー練習記

静岡市でヨーヨーやってます。目標:2020年12月までにウーキーファウンテンを上げる。

印象深いフリースタイル(1A編)

練習の備忘録としてブログを書きはじめることにしたのだが,早速,脱線してしまっている。まずはブログを書き始めた理由をきちんと書こうとしたのだが,昔のヨーヨー動画を見始めてしまったので,それを紹介したくて仕方ない。

 

ヨーヨーには5つの競技部門があることを前回の記事で述べた。前回の記事では2A部門の動画を3つほど紹介したが,この記事では1A部門の動画を幾つか紹介したい。1A部門では,シングルハンドストリングススタイルの競技が行われる。まぁ簡単にいうとアヤトリみたいなもの……と思ってくれるとわかりやすいかもしれない(かなり誤解を含む表現だとは思うが)。

 

最初の動画は2002年世界大会のユウキ・スペンサー氏である。いまの目線で見ても結構面白い。

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ちなみに2004年ごろ,私がはじめて見た競技ヨーヨーの動画は1A部門のものであった。その動画はユウキ・スペンサー氏とは別の方の動画だったのであるが,あまりカッコいいとは思えなかった。その動画を見たとき,私は「ふーん,すげぇなぁ。ハイパーヨーヨーのころとは全然違う技やってんなぁ。なんでヨーヨーが戻ってこないんだろう。」とは思ったものの,ヨーヨーを再び始めようとは思わなかった。もしもユウキ・スペンサー氏の動画を最初に見ていたら,私はすぐにヨーヨーを始めていたかもしれない。それくらいのインパクトのあるフリースタイルであった。

 

ユウキ・スペンサー氏は2002年に上記のフリースタイルで世界大会優勝を果たすが,2007年に再度,世界大会で優勝する。このフリースタイルは何度も繰り返し観たので,とても印象深い。

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一言で言えば,「メチャクチャカッコいい。」

 

ユウキ・スペンサー氏は世界中のヨーヨープレイヤーに影響を与えたのだが,彼のフォロワーの中で私が好きなプレイヤーが2人いる。

一人目はイイヅカタカヒロ氏。

 

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もう一人はセキヤレイキ氏である。

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彼らのスタイルはいわゆる「ゴチャ系」である。世間では「ゴチャ系」は採点上,不利であると当時から言われていたように思う。この二人は大会では優勝することはできなかったが,「彼ら自身がカッコいいと考えるスタイル」を貫いた。そういうことはなかなかできないと思う。

 

すこし脱線するが,イイヅカタカヒロ氏はヨーヨーを始めた直後,1年位はずっとユウキスペンサー氏の技をコピーしていたらしい。当時の私はユウキ・スペンサー氏のトリックを真似しようとしても複雑すぎて真似出来なかった(というか真似しようとすら思えなかった)ので,その根気には脱帽する。

 

2011年ごろから私も周囲の影響で「ゴチャ系」の1Aをやろうとしていたのだが,「ゴチャ系」にとって冬の時代が長く続いた。

しかし,2013年に転機が訪れる。ヤノス・クランツ氏である。

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ヤノス氏は技の構造美がすさまじく,世界タイトルの奪取に成功。ヨーヨー界に衝撃を与える。そして,その翌年のマツウラタケシ氏。マツウラタケシ氏については凄すぎてもう説明できないので,「黙って下記の動画を観てください」としか言いようがない。

 

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これ以上,長々と書くのもアレなので,若手を何名か紹介してこの記事を閉めよう。ここまで観てきた通り,ヨーヨーの技はわずか20年弱で劇的に進化してきている。「ヨーヨーはスポーツか?それとも芸術か?」という論争が一部であるが,私はどちらかと言えば「芸術である」という主張を推したい(他人の受け売りだが)。1Aに関しては,まだまだ新しい技を開発する余地があるため,新しい技を次々と作り出していくプレイヤーを私は応援したい。

だから私は以下の4名のフリースタイルが好きだ。ハラダアユム氏,イマイアラタ氏,ナンバツカサ氏,ナンバアキラ氏。

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いかがだっただろうか?彼らのフリースタイルを観て,ヨーヨーに多少なりとも興味を持ってくれたなら私は嬉しい。

 

【オマケ】

この記事の中では一言もレール系のトリックを得意とするプレイヤーについて言及しなかったが,その中ではオギリョウタ氏のプレイがとても良い。彼のストイックさと技のキレは凄まじい。

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